目的別にAIツールを使い分ける — ライティング・リサーチ・画像・文書
AIツールは目的ごとに得意分野が分かれています。ライティング・リサーチ・画像生成・文書処理の4系統に分けて、それぞれどんな仕事に向くのかと、系統をまたいで使うときの注意点を整理します。
「AIツール」とひとくくりに言っても、文章を書くのが得意なもの、最新情報を調べるのが得意なもの、画像をつくるもの、長い文書を読み込ませて扱うものでは、中身がまったく違います。このレッスンを終えると、目的別の4つの系統を頭の中で分けて、次に使うツールの見当を自分でつけられるようになります。
要点
- AIツールはライティング・リサーチ・画像生成・文書処理の4系統でおおまかに分けられる
- チャット型アシスタントは万能に見えるが、最新情報の検索や大量文書の読み込みは専用ツールのほうが安定しやすい
- 1つの仕事の中で複数系統を使い分けたほうが、最終的な出力の精度が上がる場合が多い
- 系統をまたいで情報を渡すときは、コピー時の抜け漏れを最後に必ず確認する
目的から入ると選びやすい理由
ツールの名前や新機能から入って比較しようとすると、選択肢が多すぎて疲れてしまいます。先に「今回の目的は何か」を決めてから、その目的に強い系統を探すほうが早く決まります。目的は大きく分けて、文章を書く・情報を調べる・画像をつくる・既存の文書を扱う、の4つに整理できます。
ライティングとリサーチ — 得意なツールの系統
ライティング系
ChatGPTやClaudeのようなチャット型アシスタントは、文章の下書き、言い換え、構成の整理に向いています。ただし、これらのツールは学習時点までの知識をもとに応答することが多く、標準設定のままでは最新のニュースやリリース直後の情報を正確に反映しないことがあります。
リサーチ系
Perplexityのようにウェブ検索と要約を組み合わせたツールは、出典つきで最新情報を集めたいときに向いています。一方、チャット型アシスタントも検索機能を有効にすれば同様の使い方ができる場合があり、境目は年々あいまいになっています。いずれの場合も、出典として示されたページの内容を実際に開いて確認する一手間は省けません。
画像とドキュメント処理 — 得意なツールの系統
画像生成系
MidjourneyやDALL·Eのような画像生成ツールは、資料の挿絵やラフイメージづくりに向いています。テキストの正確な描画や細部の一貫性には制約があるとされており、ロゴや文字入りの最終成果物をそのまま使うより、たたき台として使う想定のほうが手戻りが少なく済みます。
文書処理系
NotebookLMのように、指定した資料だけを根拠に回答させるタイプのツールは、社内資料や複数のPDFを横断して調べたいときに向いています。一般的なチャットに全文を貼り付けるより、出典が資料内のどこかを追いやすいという特徴があります。
実例:市場調査レポートを4系統で仕上げる
ある担当者が市場調査レポートを作る場合、リサーチ系ツールで最新の業界動向を集め、文書処理系ツールで社内の過去レポートと突き合わせ、ライティング系ツールで文章として整え、画像生成系ツールで説明用の図解イメージを作る、という流れになります。1つのチャットだけで完結させようとしていた頃と比べると、途中の工程は増えますが、最新性・社内整合性・文章の読みやすさをそれぞれ専用の系統に任せられるため、最終的な手直し回数は減ります。
こう使う — 次の一歩
次に何かを作るとき、着手前に「これはライティング・リサーチ・画像・文書処理のどれに一番近いか」を一言で決めてから取りかかってみてください。仕事の内容からツールを絞り込む基準はタスクに合ったAIツールの選び方のレッスン、長い文書を要約して要点を引き出す具体的な手順は長い文書を構造化要約にするレッスンで扱っています。
参考文献
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Novaeri
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