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AI生産性

AIアシスタントで日々の業務を整理する — 予定・依頼・情報の交通整理

受信トレイやチャットに流れ込む予定・依頼・雑多な情報をAIアシスタントで仕分け、対応の優先順位をつける手順を解説。渡してよい情報とそうでない情報の線引きも扱います。

Novaeri 編集部 約4分

朝、受信トレイとチャットアプリを開くと、日程調整の返信、上司からの急ぎの依頼、共有されただけの資料リンクが、時系列順にただ並んでいる、ということがよくあります。このレッスンを終えると、そうした雑多な入力をAIアシスタントに渡し、「今日中に対応すること」「今週中でよいこと」「読むだけでよい情報」に仕分けられるようになります。

要点

  • 対応が必要な項目と、読むだけでよい情報を分けてから渡すと、AIの仕分け精度が上がる
  • 「緊急度」「必要なアクション」「関係者」の3項目を指定すると、判断のばらつきが減る
  • 個人情報や社外秘の内容は、そのまま外部の生成AIサービスに貼り付けない
  • 同じプロンプトの型を毎日使うことで、仕分けの基準が安定する

情報が多いこと自体は問題ではない

メール12通、チャット23件、共有ドキュメント3件——こうした朝の受信状況そのものは、量として特別多いわけではありません。厄介なのは、返信が必要な依頼と、確認するだけでよい共有情報と、後で読めばよい資料が、区別なく同じ画面に並んでいることです。人はこれを毎朝読み返しながら頭の中で仕分けていますが、この作業は判断基準さえ決まっていれば機械的にこなせる部分が大きく、AIアシスタントに任せやすい領域です。逆に言えば、判断基準を渡さずに「大事なものだけ教えて」と頼んでも、何を大事とみなすかがぶれるため、期待した仕分けにはなりません。

入力→処理→出力の型で仕分ける

1. 入力をまとめる

メールの件名と本文、チャットの未読メッセージを、送信元がわかる形でひとまとめに貼り付けます。整形は不要です。

2. 分類の基準を指定する

「以下のメッセージ一覧を、緊急度(今日中/今週中/保留)、必要なアクション(返信/確認/資料作成/対応不要)、関係者の3項目に分けて整理してください」のように、項目名と選択肢まで具体的に指定します。

3. 結果を確認して微調整する

出力された仕分け結果のうち、緊急度が「今日中」になっている項目だけ先に目を通し、明らかに違うものがあれば手動で直します。

例えば「明日14時空いてる?(田中)」「先週提出した見積もり、まだ返事もらえていません(佐藤商事)」「来月の展示会案内を共有します、詳細は添付(事務局)」「経費精算の締め切りは今週金曜です(経理部)」という4件は、この手順を通すと「緊急度:中/返信:明日の予定を確認して田中に返信」「緊急度:高/返信:見積もりの進捗を佐藤商事に連絡」「緊急度:低/確認のみ:添付を後で確認」「緊急度:中/自分のタスク:金曜までに経費精算を提出」という仕分けに変換できます。読むだけでよい情報と、返信が必要な依頼が同じ画面にあっても、機械的に分離できることがわかります。

何を渡すべきでないか

この仕分けは効果が大きい分、つい業務のやり取りをそのまま全部貼り付けたくなります。ただし、契約金額や個人の連絡先、社外秘の案件名などが含まれる文面を、そのまま外部の生成AIサービスに入力するのは避けるべきです。個人情報保護委員会は、入力した情報がサービス提供者の学習データとして利用される可能性があると注意喚起しており、IPAの生成AI導入・運用ガイドラインも機密情報の入力を避けることを推奨事項として挙げています。一方で、日程調整や社内向けの一般的な依頼のように、外部に出ても実害の小さい情報であれば、この仕分けの恩恵をそのまま受けられます。渡す前に「これは社外に出ても困らない情報か」を一呼吸おいて判断する習慣が、実務上の線引きになります。

こう使う — 次の一歩

この仕分けの型は、会議で決まったことをタスク化する作業とも相性がよく、会議メモをアクション項目に変えるレッスンと組み合わせると、会議前後の情報整理を一貫した手順でこなせます。また、依頼の中に「調べておいて」という指示が混ざっていた場合は、AIでテーマをリサーチしワークフロー化するレッスンで、調査から結論までの進め方を扱っています。日々の業務整理をより体系的に学びたい方は、AI生産性プロフェッショナル講座の案内も参考にしてください。

参考文献

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Novaeri

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